固定費と変動費を理解して効率よく支出を削減しよう

貯金

支出の削減には型がある

支出の削減には二つの型があります。
一つ目は固定費の削減、二つ目は変動費の削減です。

支出を削減するときどこから始める?
  • 電気の消し忘れをなくす
  • 水道を節水
  • エアコンの使用を控える
  • 自宅から遠いが価格の安いスーパーで買い物する

このような身近な部分から手を付ける方はいらっしゃいませんか?
たしかに支出は削減できるのですが金額にすると効果は低いです。
エアコンの使用を我慢すると体調に影響を及ぼす場合もあります。
もっと無理なく支出を削減できたら素敵ですよね。
そこで、今回は効率よく支出を削減する方法をご紹介します。
今日から始められる方法もあります。
気になったものがあればぜひチャレンジしてみてください。

今回のゴール

  1. 固定費を削減する方法を理解する
  2. 変動費を削減する方法を理解する

固定費と変動費

支出は固定費と変動費に分類できます。

固定費住居費、水道光熱費、通信費、サブスクリプションなど
変動費食費、外食費、交際費、医療費など
※水道光熱費は毎月支払うものとして固定費としています。

以前、家計簿をつけるときは固定費と変動費に分類することをご紹介しました。
節約は固定費と変動費のそれぞれに対してアプローチしていきます。
固定費と変動費ではアプローチが異なるので家計簿で分類して記録しています。

家計簿をつける方法については以下の記事を参考にしてくださいね。

節約効果大!固定費の削減

私は固定費の削減から始めることをおすすめします。
固定費を削減できると効果が持続するからです。
仮にある固定費を月額2000円削減すれば、年24000円の節約効果になります。
以下の固定費の削減方法を私の経験をもとに記載していきます。

  1. 住居費(賃貸住宅向け)
  2. 水道光熱費(電気・ガス)
  3. 通信費
  4. サブスクリプション

住居費(賃貸住宅向け)

家賃の値下げを交渉する

私は同じ賃貸住宅に12年以上住んでいます。
家賃は大家さんが下げなきゃ変わらないものと思い込んでいました。
ところが2年前に値下げ交渉したところ、2000円の値下げに応じていただけたのです。
全ての方が成功するわけではありませんが、ダメもとで試してみる価値はあると思います。

交渉前に確認すること

住んでいる地域で同じ間取りのアパートの相場をチェックしておきましょう。
もし、ご自身のアパートに空き部屋がある場合は空き部屋の家賃をチェックをします。
自分の家賃と比べて安値で出ているなら交渉の材料に使えます。
なぜ、価格交渉するのかに根拠があれば相手の印象も変わります。

交渉時に気を付けること

相手を怒らせるような発言は避けるようにしましょう。
あくまでも交渉なのでお互いが気持ちよく話を終えることが大切です。
また、値下げの金額は明示する方が良いと思います。
私の場合は5000円の値下げをお願いしました。
根拠は同じアパートの家賃と12年住んでいて他の部屋と比べ内装が古い点をお伝えしました。
結果、2000円の値下げに成功しました。
満額回答ではありませんが1000円でも下がれば支出が削減になるので満足しています。

今より安い賃貸住宅を探す

これは当たり前といえば当たり前なのですが、今より安い賃貸住宅を探すことです。
引っ越せば確実に固定費は削減できます。

水道光熱費(電気・ガス)

楽天でんき・楽天ガスでポイント払いする

楽天でんき・楽天ガスは貯めた楽天ポイントで料金を支払い可能です。
私は日用品等を購入した楽天ポイントを支払いに充てています。
2021年から1年間で支払った料金はポイントが不足した月の2000円だけです。

一人暮らしなら毎月の支払いゼロも可能です。
家族暮らしでも支払い料金を下げることができます。

※楽天ポイントの貯め方については別記事でご紹介します。
※料金が安くなるかはご利用環境によります。必ずHPでご確認ください。

通信費

携帯電話の契約を見直す

携帯電話の契約を見直すと数千円単位で支出の削減が見込めます。
私はもともとデータ通信量が月3GB未満と少なかったので2000円にとどまりました。
最近は低価格プランも登場しています。
ご利用の環境に合わせて見直してみてくださいね。

自宅の通信環境を見直す

自宅のインターネット回線の契約も見直すと月数千円単位での削減が見込めます。
私は偶然アパートに無線LANが設置されたので、光回線の契約を解除し4000円削減できました。
お部屋を探しのポイントにしてみると良いかと思います。
無線LANはセキュリティ面もチェックするようにしてくださいね。

各社からホームネットワークのサービスも提供されています。
賃貸住宅で引っ越す予定がない方や賃貸住宅でない方はこちらで検討するのも良いでしょう。

サブスクリプション

使っていないサービス

あなたはいくつの有料サービスを契約されているでしょうか?
ずっと昔に契約したままほったらしにしているサービスはありませんか?
私は15年間ほとんど使っていない月額500円のサービスが1つありました。
月500円、年間6000円、15年90000円を垂れ流し。(もったいない・・・)
当然不要でしたので即解約しました。

無料でも問題なく使えるサービス

月額○円でプレミアム会員のような有料サービスです。
無料よりも機能が充実していて素敵なサービスではあります。
私は2つの月額500円の有料サービスを2つ利用していました。
1つは無料で問題ないので解約、もうひとつは別の無料サービスで代用できたので解約しました。

ひとつずつを見れば低価格ですが積み重なると数千円になります。
年に一度、有料サービスを見直してみると良いでしょう。
クレジットカードや通帳の明細などから棚卸ししてみることをおすすめします。

その買い物待った!変動費の削減

変動費の削減をする前に支出の考え方を説明し、具体的な方法をご紹介します。

消費と浪費

変動費は消費と浪費に分けて考えると削減に有効です。

消費

消費とは生活するために本当に必要な支出です。
例えば、食費や日用品、交通費、被服費などです。
晩御飯の食材やトイレットペーパーはご家庭で必要ですよね。
このように生活するために必要なものは消費として考えます。

浪費

浪費とは生活するために必要でない支出です。消費の逆ですね。
例えば、嗜好品や必要以上の交際費などです。
嗜好品はタバコ、お酒、コーヒー類などのことです。
交際費や趣味は人生を豊かにするために必要な支出です。
しかし、程度を超えると浪費になります。
また、食材や日用品でも必要以上に高額なものを買えば浪費に変わります。
このように生活に必要でないものを浪費として考えます。

削減は浪費から

変動費の削減は浪費から始めましょう。
私は以下の支出を見直しました。

  • 毎日仕事で買っていた缶コーヒー(嗜好品)
  • 毎月のように買っていた洋服(必要以上の被服費)
  • 毎週のように県外まで行っていたライブ鑑賞(必要以上の交通費、娯楽費)

洋服は店員さんから「もう持ってるから大丈夫ですよ(笑)」と言われるくらい買ってました。
(決してお金持ちなわけではありません・・・)
昨年買った洋服と似たものを買ってしまったこともありました。
缶コーヒーもライブ鑑賞も当時はそれが普通と思っていましたが今は浪費だと判断できます。

すべてゼロにする必要はない

嗜好品や娯楽費をすべてゼロにするということではありません。
人生を豊かに暮らすためには遊びも必要ですし、ご褒美に飲みたいものを飲むときもあります。
つまり、消費が浪費に変わるように浪費も消費になりえるのです。
必要以上の支出が浪費になると考えるようにしましょう。

見直すときのポイント

家計簿の活用

家計簿には1ヶ月の支出が記録されています。
変動費を費目別に分類できていれば、どこに支出が偏っているか見えてきます。
偏っている部分があればチェックしてみましょう。

購入前の自問を習慣化

浪費を予防する習慣づけの行動です。
商品を購入する前に「これは本当に必要か?」を自分に問いかけます。
答えがYESなら購入し、NOなら購入を見送ります。
その場で答えが出ない場合もありますよね。私はその場合も見送ります。
時間を置いてやっぱり必要!と思えば購入するようにしています。

応用編として「この金額のものが必要か?」もあります。
同様の商品で低価格なもので十分ならそちらを購入します。

通販サイトの場合は一度カートに入れておき、時間をおいて問いかける方法もあります。
衝動買いのクセがある方はぜひ試してみてくださいね。

まとめ

  • 支出の削減には固定費の削減と変動費の削減の二つの型がある
  • 支出の削減は固定費から始める
  • 固定費は削減できると効果が持続する
  • 変動費は消費と浪費に分けて考える
  • 変動費の削減は浪費から始める

支出は人によって様々ですが考え方は共通だと考えています。
支出を削減する目的は人生を豊かにすること。
支出を削減してストレスを生むのは本末転倒ですよね。
なので、全てを実施する必要はありません。
出来るところから始めてみてください。
ひとつの成功体験が次の行動のモチベーションアップにつながるからです。

今回は以上になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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