※2023年12月1日から楽天プレミアムカードの特典内容が改定されました。
当記事は2023年11月30日までの特典内容をもとに記載しています。
楽天プレミアムカードって実際どうなの?
楽天プレミアムカードって年会費11,000円もするんでしょ?
元が取れないんじゃない?
通常カードでも年会費無料でポイントが貯まるんだから私はいらないわ。
で、実際のところ、楽天プレミアムカードはどうなの?いいの?
私は2021年まで楽天ゴールドカードを使っていました。
しかし、カード規約の変更により、楽天プレミアムカードに切り替えました。
切り替える前は、通常カードとどちらにするか迷いました。
最終的には、楽天市場の利用状況を踏まえ、楽天プレミアムカードを選びました。
1年間使ってみて、個人的には選んで良かったと思っています。
つまり、年会費11,000円を支払っても価値があったということです。
しかし、すべての人にとって選択して良かったとなるわけではありません。
そこで、切り替えて具体的に良かった点と切り替え前のチェックポイントをまとめました。
楽天カードや楽天プレミアムカードの作成を考えている方の参考になれば幸いです。
※文脈に応じて還元率を〇倍と〇%で使い分けています。
1倍=1%は同じ意味です。
たとえば、+1倍は+1%、+2倍は+2%となります。
当記事を読んでいただきたい方
- 楽天カードの作成を検討している方
- 楽天プレミアムカードと通常カードのどちらを作るか迷っている方
- 楽天カードを保有しており、楽天プレミアムカードへの切り替えを検討している方
今回のゴール
楽天市場の利用状況や生活スタイルを踏まえ、楽天プレミアムカードへの切り替えが検討できる。
楽天プレミアムカードの概要
楽天プレミアムカードは、一般的な楽天カードの中で一番グレードが高いカードです。
通常カード、ゴールドカード、プレミアムカードの違い
通常カード、ゴールドカード、プレミアムカードの基本情報をまとめてみました。
通常カード | ゴールドカード | プレミアムカード | |
年会費 | 無料 | 2,200円 | 11,000円 |
還元率(楽天市場)※1※2 | 3% | 3% | 5% |
還元率(楽天市場以外) | 1% | 1% | 1% |
ETCカードの年会費 | 550円 | 無料 | 無料 |
カード盗難保険 | あり | あり | あり |
海外旅行傷害保険※3 | あり | あり | あり |
国内旅行傷害保険※3 | なし | あり | あり |
動産総合保険 | なし | なし | あり |
国内空港ラウンジ | なし | 年2回まで無料 | 無料 |
専用デスク | なし | あり | あり |
トラベルデスク | なし | あり | あり |
お誕生月サービス※4 | なし | あり | あり |
※1 楽天カード通常分1%、楽天カード特典分1%(公式HPでは+1倍と表記)
※2 楽天プレミアムカード特典分2%(公式HPでは+2倍と表記)
※3 グレードにより保障内容が異なります。(詳細は公式HPを参照)
※4 誕生月に楽天市場、楽天ブックスの買い物でポイントが+1倍多く進呈されます。
そのほかの楽天プレミアムカードの特典
プライオリティ・パス
国際空港ラウンジを無料で利用できる会員制サービスです。
詳細は後述の楽天プレミアムカードに切り替えを検討するときのポイント3点で紹介します。
なお、プライオリティ・パスの会員になるためには、別途申し込みが必要です。
選べる3つの優待サービス
楽天サービスの利用でポイントがアップする3つの優待サービスがあります。
いずれのサービスも楽天プレミアムカードでの決済が前提条件です。
楽天市場コース
プレミアムカードデーに楽天市場でお買い物するとポイントが+1倍になるコースです。
プレミアムカードデーは毎週火曜日と木曜日です。
楽天トラベルコース
楽天トラベルの決済をするとポイントが+1倍になるコースです。
エンタメコース
Rakuten TVまたは楽天ブックスの決済をするとポイントが+1倍になるコースです。
1年間使ってみて良かった点
総括
個人的には、楽天プレミアムカードに切り替えて良かったです。
私は楽天市場で生活用品の購入やふるさと納税を行っています。
また、楽天市場のイベントを徹底活用することで、効率よくポイントを獲得できました。
なので、しばらく継続して利用しようと思います。
楽天プレミアムカードに切り替えて良かった具体的な点は以下の通りです。
楽天プレミアムカードに切り替えて良かった点
SPUをアップするための無駄遣いを予防
楽天市場でポイントを大量に獲得するにはSPUは欠かせません。
SPUは様々なサービスを利用することでアップします。
しかし、サービスを利用するということは、対価を支払うということです。
「楽天市場でお得に買い物しているつもりが、実は支払いが多くなってしまった。」
このような状況になるのは本末転倒です。
楽天プレミアムカードは、通常カードやゴールドカードよりSPUが+2倍高いです。
つまり、楽天サービスを利用しなくても、毎月のSPUが+2倍高い状態からスタートできます。
この差は、年会費を11,000円支払っているので当然といえば当然です。
ゴールドカードを使っていた頃は、Rakuten Fashtionを利用してSPUをアップしていました。
しかし、毎月のように洋服を買うと、その分だけ支出が増えてしまいます。
楽天プレミアムカードに切り替えてからは、生活に必要な買い物だけで済んでいます。
SPUをアップするための無駄遣いの予防により、過剰な支出を抑えることができています。
優待サービス(楽天市場コース)の徹底活用で効率よくポイントを獲得
楽天市場コースは、プレミアムデーに楽天市場でのお買い物するとポイントが+1倍になります。
カードの還元率である5倍に+1倍になるので、合計6倍のポイントが獲得できます。
つまり、100円のお買い物で6ポイント獲得できるようになります。
仮に、1万円のお買い物をすると、600ポイント獲得できます。
通常カード、ゴールドカードと比べると、300ポイントの差です。
1年に換算すると3600ポイントも差がつくことになります。
私は毎月、楽天市場で日用品を購入するので、このポイント差は大きかったです。
私が実践している楽天ポイントを効率よく貯める方法は以下の記事にまとめています。
よろしければご覧になってください。
楽天市場のイベントとプレミアムデーが重なる日の買い物で効率よくポイントを獲得
楽天市場のイベントとプレミアムデーが重なる日に買い物し、効率よくポイントを獲得しました。
楽天市場で開催しているイベントの例は以下の通り。
- お買い物マラソン
- 5と0のつく日
- いちばの日
例えば、お買い物マラソンは5日~7日程度の期間で開催されます。
この期間にプレミアムデーと重なる日があります。
重なる日は、お買い物マラソンと楽天市場コースのポイントが両方獲得できます。
いわゆるコンビニなどでポイントの二重取りをするイメージです。
さらに、5と0のつく日が重なると+2倍になります。
つまり、お買い物マラソンと5と0のつく日とプレミアムデーのポイントの三重取りも可能です。
いちばの日は、毎月18日のみの開催ですが、会員ランクに応じて最大+4倍になります。
18日がプレミアムデーと重なれば、合計で+5倍のポイントを獲得できます。
このように、イベントとプレミアムデーが重なる日を活用し、ポイントを獲得しています。
楽天市場のイベントについては以下の記事にまとめています。
よろしければご覧になってください。
楽天プレミアムカード切り替え前のチェックポイント3選
楽天プレミアムカードの最大のデメリットは年会費が11,000円かかることです。
このデメリットを上回るメリットを受けられるかどうかが選択の分かれ目になります。
私が考える切り替え前にチェックしたいポイントは以下の3つです。
楽天市場の年間購入額
1点目は楽天市場の年間購入額です。
先述の通り、楽天プレミアムカードは年会費が11,000円かかります。
一方、通常カードは0円です。
また、楽天ポイントは1ポイント1円です。
つまり、年会費を差し引いた獲得ポイントが通常カード以上なら検討の余地があります。
これを踏まえ、両者を比較した場合、楽天プレミアムカードの損益分岐点は以下の通りです。
還元率 | 損益分岐点 | 獲得ポイント(A) | 通常カードの獲得ポイント(B) | (A) – (B) |
5% | 550,000円 | 27,500 | 16,500 | 11,000 |
6%(楽天市場コースを活用) | 366,700円 | 22,002 | 11,101 | 11,001 |
上記の表では還元率を5%と6%で計算しています。
楽天市場コースを活用することで、損益分岐点が下がることが分かります。
また、楽天プレミアムカードには誕生月にポイントが+1倍になる特典があります。
つまり、誕生月は還元率が7%になります。
この特典と楽天市場コースを利用すると、さらに損益分岐点を下げることも可能です。
以上のように、楽天市場の年間購入額が損益分岐点以上になる場合は検討の余地があります。
国内空港ラウンジの年間利用額
2点目は国内空港ラウンジの年間利用額です。
楽天プレミアムカードは国内空港ラウンジを無料で利用できます。
通常、国内空港ラウンジは有料です。
つまり、国内空港ラウンジの年間利用額が11,000円以上なら元がとれます。
また、国内空港ラウンジの利用額分、楽天市場でお買い物した場合の損益分岐点が下がります。
例えば、料金1,100円の国内空港ラウンジを1回使った場合の損益分岐点は以下になります。
還元率 | 損益分岐点 | 獲得ポイント(A) | 通常カードの獲得ポイント(B) | (A) ‐ (B) |
5% | 500,000円 | 25,000 | 15,000 | 10,000 |
6%(楽天市場コースを活用) | 333,400円 | 20,004 | 10,002 | 10,002 |
さらに、2回使った場合は、5%で440,000円、6%で293,400円まで下がります。
以上のように、国内空港ラウンジをよく利用する方は検討の余地があります。
海外空港ラウンジの利用有無
3点目は海外空港ラウンジの利用です。
楽天プレミアムカードにはプライオリティ・パスの会員になれる特典があります。
プライオリティ・パスとは、世界中の空港ラウンジが無料で利用できる会員制サービスです。
プライオリティ・パスに加盟しているラウンジはサービスが充実しています。
例えば、無料Wi-Fi、飲み物や軽食などが用意されています。
また、一部のラウンジではシャワー室やスパなどのサービスも提供されています。
プライオリティ・パスには会員プランが3種類あります。
会員プラン | 年会費 | 海外空港ラウンジの利用 |
スタンダード | 99ドル | 35ドルで利用可能 |
スタンダード・プラス | 329ドル | 10回まで無料、その後は35ドルで利用可能 |
プレステージ | 469ドル | すべて無料 |
楽天プレミアムカードではプレステージ会員になることができます。
つまり、プライオリティ・パスの会員になるだけで、年会費を上回ります。
以上のように、海外の空港ラウンジを利用する方は検討の余地があります。
まとめ
楽天市場を徹底活用している私は、楽天プレミアムカードに切り替えて良かったです。
しかし、現在の特典が今後も続くかは不明です。
なので、規約変更に注視しながら利用していきます。
楽天プレミアムカードは、生活スタイル次第で年会費以上の価値を得ることができます。
切り替えを検討する際は、年会費以外の部分も視野に入れ、チェックしてみてくださいね。
今回は以上になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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