過去最大級!楽天ポイントの改定をまとめてみた

楽天ポイント

はじめに

11/1に楽天ポイントに関する改定が発表されました。
楽天ユーザーの方は衝撃だったのではないでしょうか?
今回の改定は複数のサービスで行われます。
サービスごとに案内が発信されたので、見落としている改定がないか気になるところですよね。
そこで、当記事ではどのような改定が行われるのかまとめてみました。
また、今後の楽天サービスの利用についても考えてみたいと思います。

今回のゴール

11/1に発表された楽天ポイントの改定について理解する。

当記事を読んでいただきたい方

  • 楽天サービスを利用されている方
  • 楽天サービスの利用を検討されている方

楽天プレミアムカード

SPUが楽天ノーマルカードと同等レベルに改定

2023年12月1日からSPUと月間獲得上限ポイントに改定があります。

  2023年11月30日まで 2023年12月1日から
SPU 5倍 3倍
月間獲得上限 15,000 5,000

改定前は、楽天会員の通常ポイント1倍、楽天カード通常分1倍、楽天カード利用分1倍に加え、楽天プレミアムカード特典分2倍で、合計5倍になっていました。
しかし、今回の改定で楽天プレミアムカード特典分が廃止されました。
つまり、楽天ノーマルカードと同じ倍率になってしまいました。
また、月間獲得上限ポイントは3分の1に減っています。
なお、楽天ブラックカードと楽天ビジネスカードも同様の改定が行われます。

プライオリティ・パスの海外ラウンジ利用回数の制限が適用

2025年1月1日以降、海外ラウンジ利用料が、無料から年間5回まで無料に変更になります。
プライオリティ・パスが欲しくて、楽天プレミアムカードを契約していた方にとっては影響があるかもしれないですね。
なお、当改定に伴い、サービスの提供方法も変わるそうで、詳細は2024年夏ごろに別途案内が予定されています。

「毎月5と0のつく日は楽天カード利用で5倍」イベント

5と0のつく日の特典倍率と獲得上限ポイントが減少

5と0のつく日の特典倍率と獲得上限ポイントが、以下の通り変更になります。

  2023年11月30日まで 2023年12月5日から
特典倍率 2倍 1倍
獲得上限 3,000 1,000

当改定に伴い、5と0のつく日を利用して獲得できる合計ポイントは、楽天会員分1倍、楽天カード利用分2倍、5と0のつく日の特典分1倍の4倍になります。

SPU(スーパーポイントアッププログラム)

多くのサービスのSPUが縮小または廃止

多くのサービスでSPUが縮小されます。
また、一部のサービスはSPU自体が廃止されます。
代わりに、通信関連の一部のサービスはSPUが拡大されるものがあります。

サービス名   変更前 変更後
楽天会員 通常ポイント ポイント倍率
獲得上限
1倍
上限なし
1倍
上限なし
楽天モバイル
楽天最強プラン&ダイヤモンド会員
ポイント倍率
獲得上限
+3倍
7,000
+4倍
2,000
楽天モバイル
楽天最強プラン&ダイヤモンド会員以外
ポイント倍率
獲得上限
+2倍
6,000
+4倍
2,000
楽天モバイル
スーパーホーダイ・組み合わせプラン・コミコミプラン
ポイント倍率
獲得上限
+1倍
5,000
廃止
楽天モバイル キャリア決済 ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
5,000
+2倍
1,000
Rakuten Turbo/楽天ひかり ポイント倍率
獲得上限
+1倍
5,000
+2倍
1,000
楽天カード通常分 ポイント倍率
獲得上限
+1倍
上限なし
+1倍
上限なし
楽天カード特典分 ポイント倍率
獲得上限
プレミアムカード
+1倍
5,000
+1倍
1,000
5,000
楽天プレミアムカード特典分 ポイント倍率
獲得上限
+2倍
15,000
廃止
楽天銀行+楽天カード ポイント倍率
獲得上限
最大+1倍
5,000
最大0.5倍
1,000
楽天証券 投資信託 ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
5,000
+0.5倍
2,000
楽天証券 米国株式 ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
5,000
+0.5倍
2,000
楽天ウォレット ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
5,000
+0.5倍
1,000
楽天トラベル ポイント倍率
獲得上限
+1倍
会員ランク別
+1倍
1,000
楽天ブックス ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
1,000
+0.5倍
500
楽天Kobo ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
1,000
+0.5倍
500
Rakuten Pasha ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
5,000
+0.5倍
1,000
Rakuten Fashionアプリ ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
会員ランク別
+0.5倍
1,000
楽天ビューティー ポイント倍率
獲得上限
+0.5倍
会員ランク別
+0.5倍
500

個人的な感想は、楽天グループが力を入れているサービスは拡大傾向にあり、その他は縮小傾向にあると思いました。
また、各サービスで獲得上限ポイントが縮小されるので、楽天市場を徹底活用している方は、ポイントの獲得上限に注意が必要です。

獲得条件の変更

一部のサービスのSPUの条件が変更になりました。

サービス名 変更前 変更後
楽天ブックス 1,000円以上購入 3,000円以上購入
楽天Kobo 1,000円以上購入 3,000円以上購入
Rakuten Fashionアプリ アプリで購入 アプリで5,000円以上購入

SPU倍率をアップするために、上記のサービスで購入する金額が増えました。
例えば、楽天ブックスでは毎月1,000円以上の購入で済んでいたものが、3か月分の購入が必要となります。これを年間購入金額に換算すると、2万4000円の支出増加です。
さらに、楽天Koboを併用して購入していると、年間で4万8000円の支出増加です。

これからどうする?

楽天プレミアムカード

個人的には、通常カードに切り替えを検討かなと思います。
今回の改定を加味したカードの基本情報は以下の通りです。

  通常カード ゴールドカード プレミアムカード
年会費 無料 2,200円 11,000円
還元率(楽天市場)※1※2 3% 3% 5%→3%
還元率(楽天市場以外) 1% 1% 1%
ETCカードの年会費 550円 無料 無料
カード盗難保険 あり あり あり
海外旅行傷害保険※3 あり あり あり
国内旅行傷害保険※3 なし あり あり
動産総合保険 なし なし あり
国内空港ラウンジ なし 年2回まで無料 無料
専用デスク なし あり あり
トラベルデスク なし あり あり
お誕生月サービス※4 なし あり あり

※1 楽天カード通常分1%、楽天カード特典分1%(公式HPでは+1倍と表記)
※2 楽天プレミアムカード特典分2%(公式HPでは+2倍と表記)
※3 グレードにより保障内容が異なります。(詳細は公式HPを参照)
※4 誕生月に楽天市場、楽天ブックスの買い物でポイントが+1倍多く進呈されます。

楽天市場での還元率は通常カードと同じになりました。
つまり、楽天市場での還元率だけでは、通常カードを上回ることはなくなったということです。
しかし、カードにはその他の付帯サービスや特典があります。
例えば、保険の種類や空港ラウンジの利用、専用デスクの有無などの付帯サービスはプレミアムカードが有利です。
また、プライオリティ・パスについては、国際空港ラウンジの利用が5回まで無料になっても価値を感じるかによって、判断が分かれると思います。
以上のように、還元率以外の部分も加味して、楽天プレミアムカードを使い続けるかダウングレードするかの検討しましょう。

なお、今回の改定に伴う楽天プレミアムカードの年会費の返金やカードの種類の変更について、楽天カードのHPに記載されています。詳細は楽天カードのHPをご確認ください。
また、2023年11月30日までの楽天プレミアムカードの基本情報や特典については、以下にまとめています。興味のある方はご覧になってください。

楽天プレミアムカードは元が取れないのか?
※2023年12月1日から楽天プレミアムカードの特典内容が改定されました。 当記事は2023年11月30日までの特典内容をもとに記載しています。 楽天プレミアムカードって実際どうなの? 楽天プレミアムカードって年会費11,000円もするんで...

SPU(スーパーポイントアッププログラム)

個人的には、SPUが縮小したサービスのポイントを補うために、利用するサービスを増やす必要はないかなと考えています。
なぜなら、利用するサービスを増やすことで、毎月の支出額が増えるリスクがあるからです。
楽天ポイントはおまけと思っているので、必要なサービスや商品を購入した結果、獲得できる分だけで十分です。
一方、SPUが拡大したサービスを活用している方にとっては嬉しい改定の部分もありますね。
SPUはここ2、3年、目まぐるしく改定されています。
また、この流れは今後も続く可能性があります。
なので、あなたにとって価値のあるサービスかどうかを加味し、SPUの対象サービスの活用を検討するようにしましょう。

まとめ

楽天ポイントの改定は今後も続くと思います。
なので、私は楽天ポイントはおまけと考えておくくらいがちょうどいいかなと思います。
そのうえで、楽天プレミアムカードのように年会費を払っているものは、価値に見合うサービスを受けられるかどうかの判断が必要です。
当記事が、あなたにとって最適な楽天サービスの利用の参考になれば幸いです。

今回は以上になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。




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