お金が貯まらない人の悩み
お給料が少なくてお金が貯まらない。
子供がいて学費や生活費がかかるのでお金が貯められない。
そんな風に考えている方がいらっしゃると思います。
でも、もし月に3000円でも貯金できるとしたらどうでしょうか?
3000円 × 12カ月 = 36000円
もし、月5000円貯金できたら、
5000円 × 12カ月 = 60000円
1年間で6万円は少ないと思いますか?
実は株価1000円で1株当たり配当金60円の株を1000株購入して得られる金額なんです。
つまり、株式投資なら100万円必要になるということです。
月に5000円の貯金で100万円の投資と同じ額が手に入ると考えたら凄くないですか?
今日から貯金するぞ!と意気込んでみたものの、どこから始めればいいのでしょうか?
今回はその具体的な行動について説明していきます。
今回のゴール
- 自分がいつ、何に、どれだけ支出しているか知ることができる。
- 毎月の支出を固定費と変動費に分けて管理できる。
単純だけど効果抜群!支出を知るたったひとつの方法
支出を知るたったひとつの方法とは家計簿をつけることです。
単純ですが効果抜群なんです。
「今、財布にいくらありますか?」
この質問にパッと答えられるでしょうか?
家計簿をつけて支出を知ることで答えられるようになります。
ではなぜ家計簿なのか?
私の失敗談をもとにこれから説明していきますね。
いつの間にか消えていた給料
数年前の私の生活はひどいものでした。
- 毎月お店で気に入った洋服を購入
- 月に4~8回、県外で遊ぶ
- インターネットは光回線、移動用にモバイルWi-Fiを契約
- 仕事の日は毎日ペットボトルと缶ジュースを購入
- 晩御飯はコンビニで購入
ある日、通帳記入の結果を見て、今月入った給料の大半が無くなっていることに気づきました。
私はお金をいつ、何に、どれだけ支出したのか把握できていなかったのです。
私は普通のサラリーマンです。
これではお金が貯まるはずがありません。
支出を知ることは貯金のスタートライン
毎月の貯金は以下の計算式で求まります。
収入 - 支出 = 貯金
会社の利益に例えれば、
売上 - 費用 = 利益
と同じです。
収入はサラリーマンであれば給与明細から分かります。
しかし、支出は自分で記録を残さなければ誰も残してくれません。
支出を知ることで、支出をいくら抑えれば貯金できるか見えてきます。
つまり、貯金するための準備が整うわけです。
家計簿で支出を見える化
家計簿をつけることでいつ、何に、どれだけ支出したのかを記録します。
記録のポイントは3つあります。
- 1日単位で記録する
- 費目別に記録する
- 固定費と変動費が分類する
ポイント1 1日単位で記録
いつ、どれだけ支出したのかを記録します。
1日単位で記録することで、1カ月をふり返った時に支出の傾向が見えてきます。
例えば、
- 月の前半、特に1週目は支出が多い。→ 使えるお金があるうちはつい使ってしまう。
- 休日に比べて、平日に食費がかかっている。→ 残業帰りにコンビニに通っていた。
などです。
日々の記録は気づきの好材料になります。
ポイント2 費目別に記録
費目別に記録することで、どこにどれだけ支出しているか見える化できます。
家計簿をつける目的は支出を知ることですので、商品名レベルの分類は不要です。
私は以下の10費目で記録しています。
食費、外食費、交通費、日用品、医療費、交際費、娯楽費、美容費、服飾費、書籍
日付 | 食費 | 外食費 | 交通費 | 日用品 | ・・・ | 書籍 |
---|---|---|---|---|---|---|
4月1日 | 700 | 500 | 1100 | |||
4月2日 | 1300 | 850 | ||||
4月3日 | 2000 | 1000 | ||||
・・・ | ||||||
4月29日 | 1000 | 500 | 3500 | |||
4月30日 | 1500 | 450 | ||||
合計 | 23500 | 5500 | 8000 | 4500 | 850 | 3500 |
費目が多すぎると入力が面倒になり続かなくなります。
逆に少なすぎると支出が多い箇所の特定が困難になります。
無理なく記録でき傾向がつかみやすい費目を定義しましょう。
ポイント3 支出を固定費と変動費に分類
支出を固定費と変動費に分類します。
固定費
住居費、水道光熱費、スマホ代、サブスクリプションのように定期的に支払いが発生するもの
細目 | 金額 |
---|---|
家賃 | 50000 |
電気代 | 6000 |
ガス代 | 4000 |
スマホ代 | 10000 |
合計 | 70000 |
変動費
食費、外食費、交際費、医療費など不定期に発生するもの
なぜ固定費と変動費に分けるかは支出を知った次のステップなるので別の記事で説明します。
家計簿をつけるときの課題
主な課題は2つあると思っています。
- 継続して記録できない
- 何を使って家計簿をつけるか分からない
いずれも行動できない理由には持ってこいですね。
たしかに難しい課題のように思えます。
この課題をクリアするポイントを2つ紹介します。
- 1日3分!毎日家計簿をつける
- 自分の環境に合った家計簿を使う
ポイント1 1日3分!毎日家計簿をつける
夏休みの宿題を覚えていますか?
よくアニメでお父さんが夏休み最終日に必死に手伝うシーンがありますよね。
まとめて記録するのは心理的に負担になり行動を妨げます。
毎日であればどうでしょうか?
1日にお金を支払う場面は少ないと思います。
私の場合、平日は昼食代と晩御飯の食材をスーパーで買うくらいです。
休日でも娯楽費、日用品、交通費が加わるくらいです。
1日のレシートを家計簿につけるのに3分程度です。
これならできそうじゃないですか?
細かい単位に分割して作業すると負担が軽減され行動しやすくなります。
いわゆる毎日100円貯金みたいなイメージですね。
ポイント2 自分の環境に合った家計簿を使う
自分の環境に合った家計簿を使いましょう。
代表的な家計簿は以下の通りです。
Excelなどの表計算ソフト
メリット
- 自分の好きなようにカスタマイズできる
- 大きな画面で見ることができる
デメリット
- 表計算ソフトの知識がいる
- 手入力する必要がある
- 即時性が低い
自由度が高い反面、自作する場合は表計算ソフトの知識が必要になります。
表計算ソフト用の家計簿テンプレートを提供しているサイトがあります。
自作する手間や表計算ソフトの知識に不安がある方は活用するのも選択肢のひとつです。
※サイトからテンプレートをDLする場合はセキュリティに十分注意してください。
スマホの家計簿アプリ
メリット
- インストールしてすぐに使える
- いつでもどこでも支出を記録できる
デメリット
- 自分の好きなようにカスタマイズできない
- 画面が小さい
- 必要以上の機能が入っている
今すぐ始めるならアプリがおすすめです。
私も最初は家計簿アプリからでした。
最近はレシートを撮影するだけで入力完了するアプリもあります。
つけ忘れを予防するなら即時性が高い家計簿が有効です。
固定費と変動費が分類できるアプリが望ましいです。
クレジットカードの家計簿機能
メリット
- クレジットカードの利用明細から記録できる
- 新しいアプリのインストールが不要
- いつでもどこでも記録できる
デメリット
- クレジットカードを持っていないと使えない
- 自分の好きなようにカスタマイズできない
支払いをひとつのカードでまとめている方は第一候補になりそうですね。
利用明細から記録できる場合は入力の負担が軽減されます。
アプリ同様、手動入力に対応しているものなら即時性も高いです。
カード決済していない支払いを手動入力できる家計簿もあります。
いかがでしょうか?
ご自身の環境に合った家計簿を見つけることで行動に差が出てきます。
ぜひ、あなたが行動しやすい家計簿を探してみてくださいね。
なお、手書きする方法もありますが私はおすすめしていません。
デジタルで残した方が検索しやすいですし、グラフで支出をチェックできるからです。
即時性も低いので選択肢からは外しています。
まずは期間を決めてチャレンジ
まずは期間を決めてチャレンジしてみてください。
私のおすすめは3ヵ月続けることです。
1ヵ月だけでは支出の傾向が掴めないからです。
達成した時のごほうびを作っておくとモチベーションアップにつながります。
また、3ヵ月達成できた頃には習慣づけが出来ていると思います。
あくまでも支出を知ることが目的
今回は家計簿についてご紹介しました。
目的はあなたの支出を把握することです。
家計簿は手段なので家計簿をつけることが目的にならないように注意しましょう。
貯金するための準備が整ったら次のステップへ進みましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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